お申込みをご検討いただく際に知っておいて頂きたいこと
こどもアドベンチャーキャンプは、ちまたでよくある体験学習とよく誤解されています。
ちまたでよくある体験学習:いろいろな体験自体を目的とした体験学習。環境教育を目的とした体験学習。個人の能力向上のみを目的とした体験学習など。
こどもアドベンチャーキャンプは、困難な体験を仲間と、知恵と友情で乗り越えることによって、人間力向上を目指したものです。
従って、個別のプログラムのみにご参加された場合、主催者・保護者が狙った効果はほとんど期待できないものと考えております。一つか二つだけのプログラムが面白そうだから参加してみたいと思われた場合は、そのプログラムを別のねらいで行っている他のプログラムのご参加をお勧めいたします。
野外の冒険教育プログラムで期待できる副次的な効果
近年、野外教育も行っている学習塾の責任者と話し、私自身も感じていることと一致したのが、「少年期に野外体験・冒険体験をしっかり行い、しかも人と関わりあいながらそれを行った子は、高校生以降の学力が明らかに向上することが多い。将来力が伸びている。」ということでした。近い将来、教育関係者の論文によって明らかになると思いますが、人と関わりながら、いろいろな要因が絡まって複雑に変化する野外環境で活動するということは、脳のいろいろな部分を総動員しなければならないことです。これに対して机の上で行う勉強は、記憶力を主体としたものであり、実は脳のいろいろな部位は使ってないそうです。そして答えが出たとたん考えることをやめてしまいます。
脳の鍛錬といった意味でも、野外で人と関わりながら活動を行う、冒険教育は、子供の能力を伸ばすために最適な手法と言えるでしょう。
指導者について
指導者は、それぞれプロとして活動に普段から携わっている者が、複数つきます。
アドベンチャー教育プログラムは国立妙高青少年自然の家でそれを指導をしている者、登山及び雪山はプロのガイド、環境教育はそれぞれの団体の公認指導者、スキーはプロで指導に当たっている者が担当します。
今回、助成金ゼロの事業のため、これらのプロ指導者に対して正規の報酬を支払っておらず、皆ボランティアックな精神で地域の子供達の育成のためになら喜んでということで、協力いただいております。保護者と一緒に作り上げているプログラムであることをご理解ください。
プログラムによって異なりますが、第1回目を除き、各回2名〜3名の指導者を、十分な指導と安全確保のために、手配させていただいております。
参加費について
毎回のプログラム受付時に徴収させていただきます。参加費を可能な限り低く抑えておりますため、当前日キャンセルなどの場合、宿泊料などの違約金や食材の購入代金などをご負担いただく場合があります。
送迎について
経費を抑えるため、ご自宅からプログラム開始地点までと、プログラム終了地点からご自宅までの送迎につきましては、基本的にご家庭での送迎をお願いいたします。(マイクロバスの運転ができるものがプログラム講師の中にいないため、全員一度の送迎を行うと経費的にこのプログラムを成り立たせることが非常に困難になります。) 仕事等の関係でどうしてもお子様の送迎について、ご家庭で難しい場合につきましては、ご相談ください。ただし、交通事故等の場合、今回おかけいただく保険および、自動車保険の範囲内でしか、対応できませんので、あらかじめご了承ください。
保険について
財団法人スポーツ安全協会のスポーツ安全保険の掛け金500円のコースに加入いたします。保険料は、初回参加時に徴収させていただきます。(昨年度の保険と同じものです。)
保険金額 対象範囲:団体活動中とその往復中
死亡 |
後遺障害 (最高) |
入院(日額) |
通院(日額) |
賠償責任保険 (支払限度額) |
共済見舞金 |
実治療日数4日以上 |
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2,000万円 |
3,000万円 |
4,000円 |
1,500円 |
身体賠償1人1億円 1事故5億円 財物賠償1事故500万円(各免責金額1,000円) |
突然死(急性心不全、脳内出血など)160万円 |
健康管理について
参加にあたって、健康調査票のご提出をお願いいたします。毎回活動中も最低一日2回以上(朝晩)健康調査を行い、子供たちの体調管理に努めます。
写真使用の件
プログラム中で撮影する写真につきまして、今後当団体、指導者の活動紹介において、ホームページ、広告等で使用させていただくことがあります。あらかじめご了承ください。子供たちのプライバシーへの配慮は十分に行わせていただきます。
またご家庭等の信条によりどうしても写真使用が無理な場合、あらかじめお届けください。
プログラム参加に当たって、ご準備いただきたいもの
参加費を低く抑えるため、参加者の個人使用の物でかつ使用頻度が高く、購入価格がそれほど高くないものについては、いくつかご家庭でのご購入をお願いいたします。もうすでにご家庭でお持ちのものにつきましては、新たに購入される必要はなく、それをお使いいただければ十分です。
○食器
キャンプ用でなくても良いです。ご飯を盛る食器、お椀状の汁物を盛る食器、お皿2枚程度、箸、スプーン、フォーク、マグカップをご準備ください。
○夏用シュラフ(寝袋)
ホームセンターや量販店で売っているような安価なもので十分です。夏用寝袋を担いでの移動プログラムは今回考えておりません。(冬用については、登山専門店で売っている物しかなく高価ですので、主催側でレンタルを準備させていただきます。)ホームセンターで1,000円〜3,000円の範囲です。
○レインスーツ(雨合羽)
必ず、上着とズボンとが、上下別になっているセパレートのものをご準備ください。(上着だけのレインコートタイプは下半身が濡れてしまいます。)
ゴアテックス等防水透湿素材の物が理想です(冬場のアクティビティにも使えます)が、伸び盛りのお子様でのコストパフォーマンスを考えると高価です。ホームセンターで販売している、作業用のレインスーツで若干透湿製があるものが、価格的に考えるとお勧めです。ホームセンターや量販店で2,000〜3,000円程度です。着替えをすこし余分に用意して、透湿性のないレインスーツで済ませるという手もあります。
※作業用で販売されているウィンドブレーカー・アノラックは、撥水性があっても、長時間だと雨を通してしまいますので、雨天の野外活動用には使用できません。(盛夏のサイクリングのみ、逆にこの方が快適です。)
○ヘッドランプ
通常のキャンプでは懐中電灯で代用も出来ますが、山歩きの時には両手が空くヘッドランプが必要です。
ホームセンターや量販店で500円〜1,500円程度です。
○化繊又はウールの下着
高山の山歩き、冬山では、綿製品では汗をかいた後からだが冷えてしまいます。即乾性の下着をご用意ください。登山用品店で売っている商品は、品質は非常に良いのですが高価です。衣服専門の量販店で、500〜2,000円程度で販売している物が費用対効果でお勧めです。
○化繊の服
下着と同様、山歩きと冬季のメニューでは綿製品は濡れると乾かず、体を冷やしてしまいます。下着と同様に速乾性のものをご用意ください。夏季のメニューでも、宿泊を伴う場合には半袖だけではなく、必ず長袖の替えもご用意ください。
レンタルで用意させていただくもの
プログラム進行上で、一定水準以上のレベルを要求されるもので、比較的高価なものにつきましては、こちらでレンタルを用意させていただきます。
○マウンテンバイク ○テレマークスキー ○スノーシュー ○冬用寝袋 など
料金につきましては、個別にご案内させていただきます。
その他
今年度の活動は、運営経費が限られていますため、電子メールアドレスをお持ちの際は、連絡を電子メール経由で出させていただきますので、予めご了承お願いいたします。